何回でも論文添削!技術士(建設部門・総合技術監理部門)受験 2019年07月
(事務連絡)論文添削について
―令和2年(来年)度の受講を考えられている皆さんへ―
 すでに来年度の受験に向けた添削指導の申込みが届いている状況なので,本日7月15日から令和2年(来年)度受験に向けた論文添削の申込みを開始します.  
 最近は年度末だけでなく,年中通して忙しい!?せいか,建設部門・総監部門ともに申込みが早いようです.暇なときに少しでも勉強を進めようとしている方が多いのかもしれません.近年多発している災害は「いつどこで発生するか」予測できないので,こうした考え方は正しいと思います.
 申込みについては,「建設部門(道路)の論文添削について」あるいは「総合技術監理部門の論文添削について」を読まれたうえで「申込みフォーム」からお願いします.

―平成31年(令和元年)度の受講者の皆さんへ―
 口頭試験に向けた準備を進められる方は,筆記試験の答案(建設部門の場合は選択科目Ⅲだけ)を再現しておいてください.再現さえ済ませておけば,しばらく休息を取ってもよいと思います.
 毎年お伝えしていることですが,筆記試験がサッパリだったなぁ~と自覚している受講者さんは,口頭試験に向けた準備を進めるか,今年はキッパリあきらめて来年に向けてボチボチ始動するか,このへんの判断は各自に任せたいと思います.

日々寸感 | 【2019-07-15(Mon) 17:47:45】
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お疲れさまでした
 昨日,今日と受験された皆さん,お疲れさまでした.

 ―総監―
 ヒューマンエラーは想定外でした.平成24年度頃の想定問題では取上げていたのですが,今さら基本的な内容に立ち返るとは…….記述式は受験者の多くが予想外だったと思うので,今年度も択一式の出来が合否を大きく左右するかもしれません.
 ざっとした感想は「ヒューマンエラー」に書いたので,目を通してみてください.

―建設【必須科目Ⅰ(専門知識,応用能力,問題解決能力及び課題遂行能力)】―
 必須科目Ⅰは,想定問題として準備した「生産性革命」と「防災・減災対策」,どちらでも受講者さんは書けたと思います.とはいえ,二次リスクへの対応,倫理・社会持続可能性の観点からの必要要件など,新たな設問形式への対処が明暗を分けるかも……総監部門との線引きが不明瞭になったような気がします.

―道路【選択科目Ⅱ(専門知識及び応用能力)】―
 選択科目Ⅱ-1は,想定問題として準備した「重要物流道路」を選択した受講者さんが多いと思います.これだけ想定問題と設問が似通っていれば,満足できる内容が書けたはず.最小曲線半径,コンクリート舗装,切土のり面崩壊は予想外でした.
 選択科目Ⅱ-2は,想定問題として準備した「生活道路のゾーン対策」を選択した受講者さんが多いと思います.こちらも設問が似通っていたので問題ないでしょう.バイパス新設事業(河川と鉄道の橋梁オーバーパス)は予想外でした.
 選択科目Ⅱ(専門知識・応用能力)の出題傾向を考えると,筆記合格に要する勉強範囲は膨大な印象です.事前に頭へ入れておかないと答えられない出題が多いので,小手先の準備で受験しても合格は難しいかもしれません.

―道路【選択科目Ⅲ(問題解決能力及び課題遂行能力)】―
 ひとつは東京オリンピックの交通マネジメント,もう一つが二巡目となる道路橋の定期点検だったようです.必須科目Ⅰの想定問題で準備した社会資本ストック(メンテナンスサイクルの更なる発展)を流用された受講者さんもいたようです.
 昨年度までと大幅に出題傾向が変わっており,どちらも設問形式は想定外でした.おそらく受験者の大半は,当日のアドリブで曲がりなりにも紙面を埋めた感じかな?2問中1問を選択しないといけないのに,どちらも専門領域に偏った内容というか……実務経験者なら容易に書ける設問だけど,それ以外の方には難しいような気がする.
 選択科目Ⅱで得点を稼いでおかないと,Ⅲとの合わせ技での選択科目合格(60%以上の評価)は厳しいと思う.

 総監部門の問題を提供してくれた皆さん,建設部門の問題を提供してくれた皆さん,迅速な対応ありがとうございました.
 とりあえずビールでも飲んで,筆記試験の疲れを癒してください.

出題予想 | 【2019-07-15(Mon) 17:32:21】
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ヒューマンエラー
 とりあえず今年の記述式を振り返ってみたい.このブログを見ている方の多くは建設部門だと思うので,事業を幹線道路の建設として考えてみる.

 問い(1)は3枚以内だから,①から③までを1枚以内,④の計画段階と実施段階でそれぞれ1枚程度,という解答枚数の目安を決めるのが先決だ.
 以下,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 ①名称を見ただけで事業の大枠がわからないようであれば,付けた名称がまずい.この段階で,発注者と受注者の別や責任あるポジションなど,自分の立場も明記しておきたい. 
 ②は説明するまでもないだろう.幹線道路の整備目的が書けないようでは,正直どうにもならない.
 ③は,②の目的を達成するために成果物を創出するイメージで書けばよい.目的と成果物がごちゃ混ぜ状態ではいけない.
 ④は,例えば計画段階なら設計荷重や地下水の見落としなどの設計ミス,実施段階なら作業員や交通整理員の死亡事故などの労働災害を事例にすればよい.単一の工程内における計画段階と実施段階を取り上げても構わない,と書かれているが,計画段階を設計,実施段階を施工にして事例を書いたほうが,前文に書かれている「考察における視点の広さ」を示しやすいのではないか.
 「それが発生した原因」や「そのとき取られた対応」は創作になるかもしれないが,日頃からアンテナを張っていれば難なく書けるはず.さりげなくヒューマンファクターや不安全状態,不安全行動など「総合技術監理キーワード集2019」の語句も盛り込んでおきたい.このへんは手短に述べて,「その後の再発防止対策」の記述量を増やしたいところ.
 「その後の再発防止対策」では総監のキーワードを使って,2つ以上の管理分野から多面的に論じたい.設計ミスに対しては品質管理のキーワードが使えるはずだし,工程管理の見直しみたいなロジックも「あり」だろう.労災に対しては,フェールセーフやフールプルーフの概念を踏まえた記述が望ましい.
  
 問い(2)で最も重要な点は,「今後発生する可能性があると思われるヒューマンエラー」が記述できているか否か,である.「今後発生する」と「今後も発生する」では問われている意図が異なる.要するに,問い(1)④の実際に発生したヒューマンエラー(過去の事例)と味噌糞一緒になっていないか,どうかである.案外「今後も発生する……」を書かれている受験者が多いのではないか.
 以下,問われている項目ごとに注意点を書いてみる.
 (a)は,i-ConstructionやBIM/CIMを導入した際に起こりうるヒューマンエラーを書くのが無難だと思う.これらの導入技術に対するスキル不足(→教育訓練やキャリア開発支援という解決の方向性)を取上げるのが手堅い対応か.このへんが決まれば,影響や原因の記述は問題ないだろう.ちなみに,発生原因に対するヒューマンエラー分析手法が云々と述べる必要はない.
 (b)は,教育訓練やキャリア開発支援という解決の方向性を踏まえた,AI(人工知能),AR(拡張現実),VR(バーチャル・リアリティ),MR(複合現実)の高度化を「新たな技術」にするのが無難か.ちなみに,こうした技術はi-Constructionに組込まれているので,高度化というニュアンスも入れておきたい.また,「導入が期待される技術や方策は複数であっても構わない」と書かれているんだから,旬のテーマである高度外国人材の受入れを方策にするのも手だと思う.
 とにかく4枚目以降,何でもかんでもAIやIoTにおまかせ,という短絡な考え方はいただけない.要するに,総監部門の論文として書くべき解決策は,管理分野のバランスが大事ということ.「新たな技術や方策」さえ決まれば,実現するための課題や障害,実現に伴うデメリットの答えは自ずと導かれるはずだ.

総合技術監理 | 【2019-07-15(Mon) 09:38:29】
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いよいよ「祭り」だ!
 いよいよ来週は技術士の筆記試験です.
 働き方改革で工程がずれ込み,それどころではない方もおられるでしょう.難しい判断になりますが,自分の立場を考えて「今すべきこと」の優先順位を決めてほしいと思います.

 今年度の受講者さんの傾向を見ると,例年通り!?尻に火がついてから準備を始めた方が多かったような気がします……とは言っても,ここまで来たら「もっと早い時期から少しずつ準備すればよかった」と言い訳しても仕方ありません.残り一週間しかないんだから,あれもこれもと新たなことを始める愚行は謹んで,これまでの復習に注力してください.
 総監部門の場合,特に択一式は復習(詰込み)の効果が高いと思います.どうせ試験直後に忘れてしまう知識になるでしょうが,今は綺麗事を言っている場合ではありません.「勝てば官軍」の気持ちで頑張ってください.

 今年も恒例の!?画像を掲載しておきます.技術士試験は当日何が起こるかわからないから,やっぱり「祭り」がふさわしいんじゃないかな.
CIMG09458
 毎年言っていることですが,筆記試験当日の心得としては「自分が冷静な状態でいられるかどうか」を重視してください.
 建設部門と総監部門,どちらの部門も設問が何を問うているのか,という設問趣旨を正確に読み取ってほしいと思います.設問で要求されている事項から逸脱している論文は,いくら立派な内容を書いてもB評価以下になります.
 予想外の問題が出題されても,自分一人が慌てる必要はありません.みんな一緒の状態なんだから,深呼吸して一息入れて冷静さを取戻してください.

 精神論で合格できるほど甘い試験じゃないですが,気持ちの持ち方も大切です.昨年は劇作家のバーナード・ショーを掲載しました.
 「有能な者は行動するが,無能な者は講釈ばかりする」→昨年同様,とにかくやってみろ,ということ.これぐらいの心構えで試験に臨むのがよいかもしれません.

 今年は福沢諭吉「学問のすすめ」を掲載しておきます.
 「見込みあればこれを試みざるべからず.未だ試みずして先ずその成否を疑う者は,これを勇者というべからず」→やる前からあーだこーだ言わない,ということ.これぐらいの覇気というか,負けん気で試験に臨むのがよいかもしれません.

 このブログを見ている皆さんの健闘を期待しております(当たり前だが受講者さんは特に!).自分がやってきたことに自信を持って,最後まであきらめずに頑張ってください.

日々寸感 | 【2019-07-06(Sat) 09:00:18】
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令和元年版国土交通白書
 2日に公表された「令和元年版国土交通白書」は,令和時代の「豊かな生活空間」の創出がメインテーマのようだ.
 日本人の感性(美意識)については観光先進国を強調したいだけのような……とはいえ,すでに京都や鎌倉などは観光公害(オーバーツーリズム)というか,ヴェネツィアやバルセロナ,アムステルダムみたいな規制強化が待ったなしの状態では?
 
 感性という抽象的なものを軸にロジックを構成すると,結論もメルヘンチックになってしまう.実際,思いやりを感じられるきめ細やかなまちづくり,懐かしさや新しさを感じられる 「移動空間」の創出……など,これらでは「頭がお花畑」と宣言しているようなものではないか.とどめを刺すように,サイエンスとアートの融合(新技術と一体となった新たな取組み)でキリっとされてもなぁ.
 また,超スマート社会(Society5.0)や働き方改革など,あれもこれも「てんこ盛り」にした結果,何が焦点なのか理解不能になっている感も否めない.

 以下に抜粋した項目だけでも概要のイメージはできると思います.

第Ⅰ部 新しい時代に応える国土交通政策~技術の進歩と日本人の感性(美意識)を活かして~

第1章 平成の時代を振り返って
 第1節 我が国の変化
 第2節 技術の進歩
 第3節 日本人の感性(美意識)の変化

第2章 これまでの国土交通政策の変化
 第1節 技術の進歩を踏まえた変化
 第2節 日本人の感性(美意識)を踏まえた変化

第3章 新しい時代と国土交通政策
 第1節 技術の更なる進歩等がもたらす社会の変化
 第2節 日本人の感性(美意識)を活かした豊かな「生活空間」の創出

 第Ⅱ部に書かれている毎度お決まりの施策については,頻出キーワードの記憶定着を目的に斜め読みすればよい.必須科目Ⅰや選択科目Ⅲでは,最新の社会的な変化に対する課題の抽出が求められるので,第Ⅰ部の大要も把握しておきたいところ.白書の一字一句を追いかける必要はないが,最低でも「令和元年版国土交通白書 概要」には目を通しておくべきだと思う.

 そろそろ毎年言っている小言でも.
 いよいよ筆記試験が間近に迫ってきたので,自分なりに取捨選択して「やめること」を決めてください.あれもこれも手広くやっておきたい気持ちはわかりますが,「やること」ばかりで時間が足りないのは明らかです.
 記述式対策として覚える範囲(暗記する量)は,自らのレベルに応じて自分で決めればよい.ちなみに,準備した論文を一字一句丸暗記するよりも,現状や課題,解決策など,それぞれのパーツを確実に覚えるスタイルのほうがよいと思います.そうしないと,想定外の出題のときに対応できないので.

 試験当日は,どれだけの知識が自分の頭にインプットされているか,これだけが頼みの綱になります.いくら論理構成が立派でも,アウトプットすべき知識の絶対量が不足していたのでは目も当てられません.くどいようですが,現時点での自らのレベルを冷徹に見極め,自らのレベルに応じて覚える範囲を決めてください.それが「やめること」を決めるアクションにもつながります.

建設一般 | 【2019-07-03(Wed) 12:54:10】
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